相続で実家や土地を引き継いだものの、「売ると税金はいくらかかるの?」と不安に思う方は多いのではないでしょうか。
相続した不動産を売却すると、譲渡所得税がかかる可能性があります。
ただし条件を満たせば、3000万円控除などの特例を使える場合もあり、税金が大きく減ることもあります。
この記事では
・相続した家を売ったときの税金の仕組み
・実際にどれくらい税金がかかるのか
・税金を抑える特例制度
を、ファイナンシャルプランナーの視点で分かりやすく解説します。
相続した家を売ると税金はいくら?
相続した家を売却した場合、利益が出ると譲渡所得税がかかります。
税金の基本は次の通りです。
| 内容 | 概要 |
|---|---|
| 税金の種類 | 譲渡所得税 |
| 税率 | 約20%(長期譲渡) |
| 課税対象 | 売却益 |
ただし、
・取得費
・売却費用
・各種特例
を差し引くことができるため、税金がかからないケースも多くあります。
特に重要なのが相続空き家の3000万円控除です。
相続した不動産売却でかかる税金の基本
不動産売却の税金は譲渡所得税と呼ばれます。
税率は所有期間によって異なります。
| 所有期間 | 税率 |
|---|---|
| 5年以下 | 約39% |
| 5年超 | 約20% |
相続の場合は、被相続人の所有期間を引き継ぎます。
そのため、多くのケースでは長期譲渡所得(約20%)になります。
税金はいくら?計算方法を解説
譲渡所得は次の計算式で求めます。
譲渡所得の計算
売却価格
−取得費
−譲渡費用
=譲渡所得
この譲渡所得に税率をかけることで、税金を計算します。
計算例でシミュレーション
例えば次のようなケースを考えてみます。
| 内容 | 金額 |
|---|---|
| 売却価格 | 3000万円 |
| 取得費 | 1200万円 |
| 譲渡費用 | 200万円 |
譲渡所得
3000万円 − 1200万円 − 200万円=1600万円
税額
1600万円 × 約20%=約320万円
このように、利益が出ると税金が発生します。
ただし、実際には特例制度によって税金が大きく減る場合があります。
相続した家の取得費がわからない場合
相続した不動産では、取得費が分からないケースもよくあります。
その場合は次のルールを使います。
概算取得費
売却価格 × 5%
例えば
売却価格3000万円の場合
取得費
3000万円 × 5%=150万円
となります。
ただし、この方法を使うと譲渡所得が大きくなり、税金が高くなる可能性があります。
そのため、売買契約書などの資料を探すことが重要です。
相続空き家の3000万円控除とは
相続した実家を売却する場合、3000万円控除を使える可能性があります。
この制度を使うと譲渡所得から3000万円控除できます。
例えば、譲渡所得1600万円の場合は、1600万円 − 3000万円=0なので、税金は0円になります。
主な条件は次の通りです。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 住宅 | 昭和56年5月以前の建物 |
| 期限 | 相続から3年以内 |
| 状態 | 空き家 |
条件に当てはまるかどうかは、事前に確認することが大切です。
相続した不動産売却でよくある失敗
相続不動産の売却では、次のような失敗がよくあります。
特例期限を過ぎてしまう
相続空き家の特例は相続開始から3年以内という期限があります。
取得費が分からない
取得費が分からないと税金が高くなる場合があります。
共有名義のまま売却が進まない
相続人が複数いる場合、全員の同意が必要です。
相続した不動産の税金はいつ払う?
不動産売却の税金は、確定申告で支払います。
申告時期は、売却した翌年の3月15日までです。
例えば、2025年に売却した場合、申告期限は2026年3月15日になります。
FPからのアドバイス
相続した不動産の売却では
・税金
・不動産価格
・相続手続き
を総合的に考える必要があります。
特に
-
3000万円控除が使えるか
-
取得費はいくらか
によって税額は大きく変わります。
売却前にシミュレーションをしておくことで、思わぬ税金を防ぐことができます。
まとめ
相続した家を売却すると、利益が出た場合は譲渡所得税(約20%)がかかります。
ただし
・取得費
・売却費用
・3000万円控除などの特例
を使うことで、税金が大きく減る場合があります。
相続した不動産の売却では、税金のルールを知っておくことがとても重要です。
不安な場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。
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