不動産×お金の不安を解消し、あなたの人生設計をサポートします。購入・売却、相続、資産運用まで ワンストップで最適な解決策をご提案。

Instagram
LINE
電話
※営業禁止
メール
お金

年末のボーナス、どう使う?FPが教える“貯金・投資・支出”の黄金バランス

年末になると、多くの家庭で楽しみなのがボーナス。
ですが、気がつくと「あっという間になくなってしまった」という声も少なくありません。
ボーナスは年に1〜2回しかない特別なお金。
うまく使えば将来の安心にもつながりますが、使い方を誤ると一時的な満足で終わってしまうこともあります。
大切なのは、「貯金」「投資」「支出」のバランスを意識すること。
たったそれだけで、家計全体がぐっと整い、無理なく貯まるお金の流れがつくれます。

黄金バランスは「貯金4:投資3:支出3」

FPとしておすすめしたいのが、「4:3:3」の配分。

どれか一方に偏らないことで、心とお金の両面をバランスよく整えることができます。

① 貯金(40%)
まずは安心のための“生活防衛資金”を確保。
生活費の3〜6か月分を目安に、万一の病気や収入減に備えておくと安心です。
ボーナスをきっかけに定期預金や普通預金に積み立てておくのがおすすめ。

② 投資(30%)
お金を「働かせる」部分です。
つみたてNISAやiDeCoなど、税制面のメリットを活用するのがポイント。
投資は“時間を味方につける”ものなので、ボーナス時期のまとまった資金を上手に回すと効果的です。

③ 支出(30%)
せっかくのボーナス、家族や自分へのご褒美も大切。
ただし、モノよりも“体験”に使うのがおすすめ。
旅行や家族との食事、学びや資格取得など、将来につながる支出は満足度が長続きします。

こんな使い方は要注意!

・ボーナスを「使い切る前提」で家計を立てている

・ご褒美ばかりで、貯金や投資が後回しになっている

・投資を始めたいけど、貯金がほとんどない状態

これらは、後々家計を圧迫する原因になります。

まずは「手元資金(貯金)」を整え、次に「将来資金(投資)」、そして最後に「楽しみの支出」と考えるのが理想です。

順番を意識するだけで、無理なくお金が回るようになります。

タイプ別おすすめバランス

タイプ 貯金 投資 支出
貯金が少ない人 6 2 2
投資初心者 4 3 3
教育費がかかる世帯 5 2 3
老後資金を増やしたい40代 3 5 2

人それぞれ、家計の状況も人生のステージも違います。
同じ「ボーナス」でも、どこに重点を置くかで未来の安心度が変わります。
ここでは、4つのタイプ別におすすめのバランスと考え方を紹介します。


🏦 貯金が少ない人(6:2:2)

まず優先すべきは、生活防衛資金の確保です。
「いざというときのお金」がない状態では、投資も安心して始められません。
生活費の3〜6か月分を目安に、まずは普通預金や定期預金などで貯めることを目標にしましょう。
ボーナスの6割を貯金にまわし、残りは小さな投資とご褒美支出に。
焦らず、まずは“貯金体質”をつくることが大切です。


💡 投資初心者(4:3:3)

これから資産運用を始めたい人は、リスクと安心のバランスを重視します。
投資にまわせる余裕をつくるために、貯金を4割確保。
投資の3割は、つみたてNISAなどの「少額・長期・分散」を意識しましょう。
残りの3割は、家族の楽しみや自己投資に使ってOK。
投資の成果を焦らず、まずは“継続できる仕組み”を整えるのがコツです。


👨‍👩‍👧 教育費がかかる世帯(5:2:3)

子どもの進学や習い事など、支出が増える時期。
まずは教育費の安定確保が最優先です。
ボーナスの5割を貯金に充て、将来の学費積立に回しましょう。
投資は控えめに2割程度、残りの3割を家族の時間や体験に使うとバランスが取れます。
この時期は「投資よりも貯金」を意識することで、教育費を安心して支払える家計になります。


🧓 老後資金を増やしたい40代(3:5:2)

40代は、資産形成のラストスパートに入る世代。
将来のために「お金を増やす力」を強化したい時期です。
すでに生活防衛資金がある人は、投資の比率を高めてOK。
ボーナスの5割をNISA・iDeCoなどの長期投資へ、3割を貯金、2割を生活の楽しみへ回すとバランスが良くなります。
リスクを取りすぎないよう、分散投資を心がけるのがポイントです。


どのタイプにも共通して言えるのは、「一度決めた割合を毎回守る」ことが大事ということ。

配分のルールを自分で決めておけば、「使いすぎ」や「後悔」が自然と減っていきます。

そして毎年、少しずつ割合を見直すことで、家計が成長していく実感も得られます。

まとめ:お金の使い方は“生き方”そのもの

ボーナスの使い道には、性格や価値観が表れます。

大切なのは、「今の満足」と「将来の安心」の両方を意識すること。

一度きりのボーナスでも、計画的に使えば、1年後にはしっかりと成果を感じられます。

まずは、今年のボーナスを「貯金」「投資」「支出」に分けて考えてみましょう。

そして、どんな配分があなたの家庭に合っているかを知るために、FPに相談して一緒に整理するのもおすすめです。

「ボーナスの使い道を見直したい」「投資を始めてみたい」

そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。

あなたのライフプランに合った“黄金バランス”を一緒に考えていきましょう。

伊藤宏治

伊藤宏治

CFP®認定者、宅地建物取引士、リフォームスタイリスト1級。お金、不動産、住まいの3つの視点から、お客様の「豊かな暮らし」を実現するお手伝いをしています。「ライフプランニング」「住宅購入・売却」「リフォーム」といった、人生の大きなイベントで役立つ知識を、専門家ならではの視点で分かりやすく解説。皆さんの選択がより良いものになるよう、心を込めて情報をお届けします。

関連記事

PAGE TOP