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リフォーム豆知識

実は多機能で魅力がたっぷり「畳」について

和室離れが進んで、畳の需要は減りつつありますが、実は畳には色々なメリットがあります。

バリエーションも増え、インテリアとしての魅力が見直されている畳について書いてみたいと思います。

畳のメリット

畳には弾力性があるため、転倒時の安全性が高く、防音性もあり足音が響きません。

断熱性・保温性にも優れていて、湿度を調整する機能もあるので、1年を通して住空間を快適にする働きを持ちます。

畳の構造

畳の構造は「畳床」と呼ばれる板状の芯を「畳表」が覆っています。

畳床は畳の本体にあたり「稲わら」「サンドイッチ」「建材」の3種類の素材があります。

「稲わら」は、天然の稲わらを圧縮したもので、弾力性と耐久性に優れ、防音効果や保湿効果も高いです。

「建材」は、木製チップやポリエチレンを使った工業製品です。

軽量で、水に強く、ダニやカビが付きにくいのが特徴です。

品質が安定していて低コストでもあります。

「サンドイッチ」は、稲わらで建材を挟んだ畳床で、性能は稲わらと建材の中間と言えます。

畳床は素材などで性能が変わるので、JCMS規格でランクが分かれています。

一般的な畳表はイ草が使われていますが、最近は化学繊維や和紙などを畳表にしたものもあります。

畳替えで蘇らせることができる

「裏返し」「表替え」「畳替え」によって、きれいな畳に蘇るのも畳の特徴です。

畳の傷み具合に応じて畳替えのタイミングを検討しましょう。

畳替えのタイミング
裏返し目安は3~4年程度。畳表の傷みが少なく、変色程度の時。
✓表畳を裏返して使う
✓縁は新しく付け替える
表替え目安は6年程度。表面の傷みが目立つとき。
✓畳表と縁を新しいものに取り換える
畳替え目安は10~15年程度。古くなり、畳床まで傷みがあるとき。
✓古い畳を処分して、新しいものに入れ替える

最近では、洋風インテリアにも馴染む畳なども発売されています。

床のリフォームを検討されている場合は、畳を検討してみてもいいかもしれません。

以上、参考にしていただければ幸いです。

伊藤宏治

伊藤宏治

伊藤営善株式会社専務取締役 保有資格:宅地建物取引士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(AFP)、リフォームスタイリスト1級

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