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リフォーム

バリアフリーリフォームのポイント(段差の解消について)

日本の住住宅では玄関、和室、浴室などに段差があり、この段差によりつまづく、転ぶといった事故が多く発生しています。

高齢者の場合これらの事故により骨折することが多く、以後歩行が困難になったり杖や歩行器、車いすの利用を余儀なくされたりします。

一般的に段差が20~30mm程度あると歩行の際につまづきやすいといえます。

また、車いすでは20mm以上段差があると自力で移動するのは困難になってきます。

では、段差を解消していくリフォームのポイントについて述べたいと思います。

玄関の段差

こちらは、以前ブログにまとめましたのでご覧ください。

和室の段差

和室の場合、ほかの部屋との間に30~60mmの段差があることが多いです。

簡易に段差を解消する場合は三角形の断面をした木片を出入口に設ける方法がありますが、段差が大きい場合は滑り止め用の溝を掘るなどの処置が必要になってきます。

畳を撤去して床を平らにする場合は床材の選択という問題も出てきます。

滑りにくい床材を選択すると同時に断熱材も忘れずに入れましょう。

また、畳に愛着を持つ高齢者も多いので部屋の一部に畳コーナーを設けてあげるのも一案でしょう。

浴室の段差

浴室の場合、一般的に脱衣所から洗い場の間に100~200mm程度の段差が存在する例が多いです。

解消方法としてはすのこの設置や床のかさ上げなどの方法がありますが、すのこの設置であれば簡易にできます。

樹脂製の既製品も発売されているので利用しましょう。

かさ上げの場合は出入口にグレーチング(硬質の格子状の構造材、排水路にかけるふたのこと)を設けましょう。

いずれにしても出入口の段差を2cm以下になるようにしてください。

スロープもありますが、滑る可能性があったり洗い場が狭くなるのであまりお勧めできません。

伊藤宏治

伊藤宏治

伊藤営善株式会社専務取締役 保有資格:宅地建物取引士(静岡 第028677号)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(AFP)、リフォームスタイリスト1級

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