不動産購入時には、価格とは別に諸費用の資金準備を
不動産を購入する際には、物件価格の他に諸費用が発生します。
ケースバイケースですが、おおまかには物件価格の6%~8%程度が目安となります。
諸費用を計算に入れるのを忘れてしまうと、計画に狂いが生じます。
高額な不動産になれば諸費用だけで数百万になることもあります。
不動産の購入を検討されている方は、この諸費用も念頭に置いて資金準備をしておきましょう。
購入時にかかる費用
購入時に発生する費用は、下記のように多岐にわたります。
購入時の費用は、費用がかかるタイミングごとにある程度分類することができます。
主には、「売買契約締結時」「住宅ローン契約時」「残金決済・引き渡し時」「引き渡し後」の4つとなります。
順番に見ていきます。
売買契約締結時にかかる費用
👉手付金・・一般的には売買価格の5%~10%に設定します。
👉印紙代・・売買契約書に貼る印紙代です。
👉仲介手数料(半金)・・仲介業者に支払う手数料です。売買価格によって3%~5%まで幅があります。
👉内金・・かかる、かからないは契約内容によります。
住宅ローン契約時
👉印紙代・・住宅ローンを利用する場合、金銭消費貸借契約書に貼る印紙代が必要です。
残金決済・引き渡し時にかかる費用
👉残代金・・売買価格から手付金(もしくは内金)を差し引いた金額。
👉登録免許税、司法書士報酬・・所有権移転や抵当権設定登記に必要な税金と、司法書士の手続きに関する報酬です。
👉固定資産税清算金、管理費等清算金・・1年の途中で売買があると、売り主と買い主で納税を分担し、引き渡し時を起点に日割り清算します。マンションの場合では、管理費や修繕積立金も同時に清算します。
👉火災保険料・・建物や家財が火災や落雷による損害を受けた時に、その復旧のための費用を補償する保険です。
👉事務手数料・・金融機関が融資手続きすることに対する手数料です。事務手数料が高いと保証料が安く、保証料が高いと事務手数料が安いという傾向にあります。
👉保証料・・信用保証会社の保証を受けるための費用です。何らかの理由でローンの返済が滞るときに、金融機関に対して、保証会社がローンの返済の肩代わりをしてくれますが、返済を免れるわけではありませんので注意してください。
👉団体信用生命保険・・民間金融機関で一般的な住宅ローンを借り入れる場合は、ローン契約者が支払う保険料は0円ですが、フラット35を利用する場合は、機構団信特約料がかかります。
👉仲介手数料(半金)・・売買契約時に支払った仲介手数料の残りの分です。
引き渡し後にかかる費用
👉リフォーム費用・・実施する内容によって金額は異なります。
👉引っ越し費用・・荷物の量、距離によって金額は異なります。
👉不動産取得税・・不動産を取得したときに一度だけ納めます。
参考資料
参考資料として活用ください。