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老後のお金が減らない人がやっている3つのこと 〜「使いながら安心」を実現するお金の整え方〜

「退職金をもらっても、これから先のお金が心配」
「年金だけで暮らせるのかな?」
そんな声をよく聞きます。
実は、“老後のお金が減らない人”には共通点があります。
それは、お金を「貯める」よりも「整える」ことに力を入れているということ。
今回は、FPとして多くの相談を受けてきた経験から、
安心して老後を過ごすための3つのコツをお伝えします。

①「生活費・予備費・楽しみ費」を分ける

老後資金を守る第一歩は、お金の使い道を3つに分けることです。

項目 目的 目安の割合
生活費 食費・光熱費・通信費など毎月必要なお金 約70%
予備費 医療費・修理費・冠婚葬祭などの突発支出 約20%
楽しみ費 旅行・趣味・交際費など生活の潤い 約10%

毎月の支出をこの3分類で考えることで、「どこにいくら使っていいか」が明確になります。

お金の流れを“見える化”することで、無駄な支出が自然と減っていきます。

②「取り崩しルール」を決める

老後資金は“使うために貯めたお金”。

ただし、使い方を間違えるとあっという間に減ってしまいます。

おすすめは、「年4%ルール」。
これは、運用資産から年間4%までを取り崩せば、30年以上資金が持続するという考え方です。

たとえば、2,000万円の資産があれば、年間80万円(=月6〜7万円)を目安に取り崩せばOK。

必要以上に不安を感じず、計画的に使っていけます。

💡ワンポイントアドバイス

取り崩しの金額は、物価や生活状況に合わせて毎年見直すのが理想です。

③「お金の置き場所」を分ける

老後資金が減っていく人の多くは、お金の置き場所を1つにまとめてしまう傾向があります。

そうすると、使う・貯める・増やすの区別がつかず、無意識に使いすぎてしまうのです。

理想は、3つの口座を使い分けること。

用途 口座の役割
生活口座 年金や定期収入が入るメイン口座
予備口座 医療・緊急費用のためにキープ
資産運用口座 投資信託・定期預金など“増やす用”

銀行を分けるだけでも、使いすぎ防止と心理的安心につながります。

まとめ

お金を増やすことよりも大切なのは、お金を“安心して使える仕組み”をつくることです。

✅ 支出を3つに分けて使いすぎを防ぐ

✅ 年4%ルールで無理なく取り崩す

✅ 口座を分けて管理を明確にする

この3つを意識するだけで、老後の家計は驚くほど安定します。

「使いながらも減らない暮らし方」──それが、老後の安心をつくる秘訣です。

「うちの場合、いくら取り崩せば安心?」

そんな疑問を感じたら一度ご相談ください。

ライフプランからあなたの資産の最適な取り崩し方法を一緒に考えさせていただきます。

伊藤宏治

伊藤宏治

CFP®認定者、宅地建物取引士、リフォームスタイリスト1級。お金、不動産、住まいの3つの視点から、お客様の「豊かな暮らし」を実現するお手伝いをしています。「ライフプランニング」「住宅購入・売却」「リフォーム」といった、人生の大きなイベントで役立つ知識を、専門家ならではの視点で分かりやすく解説。皆さんの選択がより良いものになるよう、心を込めて情報をお届けします。

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