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公的年金は『いくらもらえる?』 FPが教える年金制度の基本と老後資金の考え方

「将来、年金って本当にもらえるの?」「自分は一体いくらくらいもらえるんだろう?」老後の生活を考える上で、公的年金は誰もが気になる大きな要素です。しかし、制度が複雑で分かりにくく、漠然とした不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。ご安心ください。ファイナンシャルプランナーの伊藤が、公的年金制度の基本的な仕組みと、あなたが将来受け取れる年金額の目安、そして年金を基盤とした老後資金の考え方を分かりやすく解説します。

ステップ1:日本の公的年金制度の基本を知る

日本の年金制度は「2階建て」とよく言われます。

・1階部分:国民年金

✅日本に住む20歳以上60歳未満のすべての人に加入義務があります。

✅納付期間に応じて、基本的に全員一律の「老齢基礎年金」が支給されます。

・2階部分:厚生年金

✅会社員や公務員が国民年金に上乗せして加入する年金です。

✅給与額や加入期間に応じて支給額が変わる「老齢厚生年金」が支給されます。

ステップ2:あなたがもらえる年金額の目安を知る

「自分はいくらもらえるの?」という疑問に答える最も確実な方法は、「ねんきん定期便」を確認することです。毎年、誕生月に届くこのハガキ(50歳以上は封書)には、これまでの加入期間や納付状況、そして将来もらえる年金額の目安が記載されています。

平均的な年金受給額(2023年度実績)

・国民年金のみ(一人暮らし): 約5.6万円/月

・厚生年金(夫婦2人世帯): 約23.4万円/月

(夫が会社員で厚生年金、妻が国民年金に加入し専業主婦だった場合の目安)

この数字を見て、「これだけで生活できるのかな?」と感じる方もいるかもしれません。それが、漠然とした不安の正体です。

ステップ3:年金を基盤とした老後資金の考え方

年金受給額の目安が分かったら、いよいよ老後資金の具体的な計画を立てるステップです。

1. 老後の生活費を予測する

現在の生活費を参考に、老後のライフスタイル(住居、医療、趣味など)を考慮して、毎月いくらくらいの生活費が必要になるかを予測します。

2. 「足りない分」を把握する

予測した老後の生活費から、もらえる年金額を差し引くことで、毎月どれくらいの資金が不足するのか、または余裕があるのかが分かります。

この「足りない分」を、貯蓄や資産運用(つみたてNISA、iDeCoなど)で準備していくことになります。

3. 年金受給開始年齢を検討する

公的年金は、原則65歳からの受給ですが、60歳から繰り上げ受給することも、75歳まで繰り下げ受給することも可能です。

繰り上げ受給: 早くもらえるが、年金額が減額される。
繰り下げ受給: もらえる時期は遅くなるが、年金額が増額される。

これは、あなたの健康状態や他の資産状況によって最適な選択が変わってきます。

年金の不安を解消し、安心の老後をデザインする

公的年金制度は複雑に感じられますが、その基本を理解し、自分の年金額の目安を知ることが、老後資金計画の第一歩です。

「ねんきん定期便の見方が分からない」「年金だけで足りない分をどう準備すればいいか」「繰り上げ・繰り下げ受給、どちらが良いのか」といった疑問や不安をお持ちでしたら、ぜひ一度ファイナンシャルプランナーにご相談ください。あなたの状況に合わせた最適な老後資金計画を、一緒に考え、安心の未来をデザインするお手伝いをいたします。

伊藤宏治

伊藤宏治

CFP®認定者、宅地建物取引士、リフォームスタイリスト1級。お金、不動産、住まいの3つの視点から、お客様の「豊かな暮らし」を実現するお手伝いをしています。「ライフプランニング」「住宅購入・売却」「リフォーム」といった、人生の大きなイベントで役立つ知識を、専門家ならではの視点で分かりやすく解説。皆さんの選択がより良いものになるよう、心を込めて情報をお届けします。

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