ウクライナ情勢によってエネルギー価格が上がっていきそうな今日この頃です。
そんな中で、省エネ設備の導入を検討されている方もいらっしゃることと思います。
最新の省エネ設備の導入は、まず電気・ガス等の熱源をどうするかによって変わってきます。
設備によって設置スペースや太陽年数に違いがあり、メリット・デメリットがあります。
また、家族の生活スタイルによっては高効率が期待できない場合もありますので、導入前によく検討しましょう。
以下、設備の紹介です。
エコキュート
エコキュートは大気中の熱エネルギーをヒートポンプユニットに取り込み、自然冷媒(二酸化炭素)で圧縮することで高温化し、その熱を水に伝えてお湯をつくる自然エネルギーを利用した給湯器です。
エコジョーズ
エコジョーズは、排気ガスの熱を再利用して給湯するもので、無駄をなくすことから注目を浴びています。
正式には、潜熱改修型ガス給湯器と呼ばれています。
従来廃棄していた約200℃の排気ガス中の熱を2次熱交換器で回収してお湯をつくることで、熱効率を飛躍的に高める。
高効率化に伴いガス使用量が減るメリットがありますが、ドレン水の排水処理が必要となります。
エネファーム
エネファームは、水の電気分解の逆の原理を用いて、都市ガスやLPガスから取り出した水素と空気中の酸素を化学反応させて、電気を作り出すシステムです。
発電の際に発生する熱も廃棄せずに利用します。
給湯時に一般家庭の約50%程度の電気代を発電できるので電気代は安くなりますが、貯湯タンクの設置スペースが必要となります。
他の給湯器に比べて高額です。
各設備の特徴比較
エコキュート | エコジョーズ | エネファーム | |
設置費(メーカー希望小売価格) | 60~100万円台 (タンク容量が300~370ℓ) | 30~40万円台(給湯能力24号の場合) | 200万円台(給湯能力24号の場合) |
二酸化炭素削減量(年間) | 従来型ガス瞬間式比 約400kg | 従来型ガス瞬間式比 約225kg | 従来型ガス瞬間式比 約1.0t |
性能 | 年間給湯保温効率(JIS) 2.9~3.9 | 給湯熱効率95% (従来型ガス瞬間式は80%) | エネルギー利用率97% |
耐用年数 | 10~15年 | 約10年 | 10年間フルサポート |
保証・点検 | ①コンプレッサー3年間 ②タンク5年間 ③その他1年間無料保証 | 設置後約2年間はメーカーが無料保証 | 設置後10年間フルサポート |
エコジョーズ→ノーリツ