住まいの中で熱の出入りが大きいのは窓などの開口部です。
快適な家を実現するには窓の断熱が欠かせません。
今日は断熱窓の選び方のポイントについて書いてみたいと思います。
サッシはアルミより樹脂
サッシに使われる素材にはアルミや樹脂があります。
アルミは軽くて腐食には強いですが、熱を通しやすい欠点があります。
一方の樹脂は熱を通しにくく、アルミの1000倍も断熱性が高いです。
アルミと樹脂の複合サッシも
強度や耐久性が求められる室外側にはアルミを使い、室内側には樹脂を使った複合サッシもあります。
断熱性は樹脂のみのサッシには及びませんが、軽くて価格も安いです。
ガラスは1枚より2枚、2枚より3枚
単板ガラスより複層ガラス、複層ガラスよりトリプルガラスと、多層になるほど断熱性がアップします。
ガラスの間の中空層が厚いほど断熱性が高く、中空層は空気、アルゴンガス、クリプトンガス、真空の順に断熱性が高くなります。
樹脂サッシ+複層ガラスなら熱の流出7割減
「アルミサッシ+単板ガラス」の窓を「樹脂サッシ+複層ガラス」に交換すると、熱の流出を70%以上抑えられます。
冷暖房費の節約につながるだけでなく、結露の発生も防いでくれます。
断熱窓への交換は2万円~25万円程度と窓のグレードが上がるほど料金も高額になりますが、冷暖房費の削減分で回収できると考えてみるのも一案かもしれませんね。
以上、参考にしていただければ幸いです。