相続では「何をどう分けるか」で悩む方がとても多くいます。
特に、現金と不動産がセットで残された場合は、分け方を間違えると兄弟間でもトラブルになりがちです。
この記事では、現金500万円と不動産を兄弟2人で相続するケースを例に、代表的な分割方法と、それぞれの注意点をわかりやすく解説します。
相続財産の例
今回のケースは、次のような内容です。
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現金:500万円
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不動産:1つ(自宅など)
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相続人:兄と弟の2人
まず大切なのは、不動産の評価額をいくらと見るかです。
ここでは話を分かりやすくするため、不動産の評価額を「1,500万円」と仮定します。
👉 合計財産は 2,000万円
👉 2人なので、1人あたり 1,000万円 が目安になります。
分割方法① 現金+不動産で分ける(代償分割)
一番よく使われる方法です。
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兄:不動産(1,500万円)を取得
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弟:現金500万円を取得
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兄が弟に差額500万円を支払う
これを代償分割といいます。
メリット
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不動産を売らずに済む
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公平感が出やすい
注意点
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代償金を支払える資金が必要
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不動産評価で意見が割れやすい
分割方法② 不動産を売って現金で分ける(換価分割)
不動産を売却し、すべて現金にして分ける方法です。
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不動産を売却
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現金合計2,000万円を
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兄弟で1,000万円ずつ分ける
メリット
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とても分かりやすい
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トラブルになりにくい
注意点
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思い出のある家を手放すことになる
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売却まで時間がかかる場合がある
分割方法③ 不動産を共有する
兄弟2人で不動産を共有名義にする方法です。
メリット
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今すぐ売らなくてよい
注意点
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将来の売却や管理で必ず問題が起きやすい
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相続ではあまりおすすめされない方法
FP・宅建士の視点からのアドバイス
実務では、
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「公平に分けたつもりだった」
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「あとから不満が出てきた」
というケースを多く見ます。
ポイントは、
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数字で納得できる分け方にすること
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将来の管理や売却まで考えること
特に不動産は、「今どう分けるか」だけでなく「将来どうするか」まで話し合うことが大切です。
まとめ
現金500万円と不動産を兄弟2人で相続する場合、主な分割方法は次の3つです。
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代償分割
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換価分割
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共有
それぞれにメリット・デメリットがありますが、感情よりも数字で整理することが、円満相続への近道です。
少しでも不安がある場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。
